名古屋東間税会

名古屋東税務署長より新年のごあいさつを頂戴いたしました

 平成31年の年頭に当たり、名古屋東間税会の皆様に謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
 会員の皆様には、平素から税務行政につきまして深い御理解と格別の御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 名古屋東間税会におかれましては、間接税に関する唯一の関係民間団体として、小中学生に対する「税の標語」の募集や確定申告期の消費税期限内申告・納付の街宣活動を通じて、納税意識の高揚と正しい税知識の普及に取り組んでいただいております。
 ここに、金子会長をはじめ役員の皆様並びに会員の皆様の日頃の御尽力に対しまして、心から敬意を表する次第であります。
 さて、近年、経済活動の国際化・ICT化の進展を背景とした取引形態や決済手段の多様化、訪日外国人の増加など、税務行政を取り巻く環境は大きく変化しております。
 このような状況の下、「納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する」という私どもに課せられた使命を果たすためには、納税者の皆様へのサービスを充実させるとともに、適正な申告を行った納税者の皆様に不公平感を与えないよう、適正・公平な課税・徴収の実現を図ることで、税務行政に対する納税者の皆様の理解と信頼を得ることが重要であると考えております。
 また、本年10月から消費税率の引上げと同時に軽減税率制度が実施されます。この軽減税率制度の円滑な導入に向けて、事業者の皆様が必要な準備を進めることができるよう、周知・広報活動や説明会の開催、事業者の皆様からの相談への対応などに取り組んでまいります。
 さらに、社会保障・税番号(マイナンバー)制度につきましては、同制度の更なる定着に向けて、e-Taxの利用促進や法人番号の社会的インフラの利活用についての周知・広報にも取り組んでまいります。
 これらの取組を進めていくためには、間税会の皆様のお力添えが不可欠であり、国税当局といたしましては、今後も皆様との連絡・協調を密にしながら、適切な対応に努めてまいりますので、一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 間もなく、平成30年分の所得税及び個人事業者の消費税の確定申告が始まります。本年の確定申告におきましても、引き続き、ICTを活用した利便性の高い申告・納付手段の充実に取り組んでまいりますので、各税の申告及び期限内納付に関しまして、ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
 結びに当たりまして、名古屋東間税会の更なる御発展と会員の皆様の御健勝並びに事業のますますの御繁栄を祈念いたしまして、新年の御挨拶とさせていただきます。